上司のパワハラがホントに辛い!仕事やめたい。
こんな悩みにお答えします。
40代会社員 コスリー
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パワハラしてくる上司、ホントにシンドイですよね。私も経験あります。
パワハラ上司ことばかり考えて、休み中もモヤモヤして、ものすごくストレスも溜ります。
この悩みを解決する秘訣は、上司がなぜパワハラをやってしまうのかを知ることです。
パワハラ上司の6つの特徴
まずは、具体的にどのような行為が「パワハラ」に該当するのか、厚生労働省の定義を確認してみましょう。
1.身体的な攻撃:蹴ったり、殴ったりといった体に危害を加える行為
2.精神的な攻撃:脅迫や名誉棄損、侮辱、暴言などにより精神的攻撃を加える行為
3.人間関係からの切り離し:隔離や仲間外れ、無視など個人を疎外する行為
4.過大な要求:業務上明らかに不要なことや遂行不可能な業務、ノルマを押し付ける行為
5.過小な要求:業務上の合理性がなく、能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じる、もしくは仕事を与えない行為
6.個の侵害:私的、プライベートな領域に過度に立ち入る行為
【参考】厚生労働省あかるい職場応援団 より
実際のパワハラは、これらの1〜6が組み合わせて行われることが多いです。
そんなパワハラする上司の心理を探ってみたいと思います。
パワハラ上司の7つの心理
気が小さく、自信がない
パワハラ上司は実は気が小さく弱い人間なんです。
自信がないことが相手にバレないだろうかと心配になり、先手を打つために攻撃的になってしまっているのです。
自分自身を弱い人間ではなく、大きく強い人間へ見せかけようとする心理が働いてしまって、その結果攻撃的な態度をとっています。
そうすれば相対的に自分を上に見せることができると思っているのです。
いつも態度が大きく高圧的なパワハラ上司は、本当は”ビクビクしている弱い人間”なんですね。
別記事で紹介している「マウンティング上司」も同じですね。
他人に舐められるのを恐れている
部下に舐められないようにするためにパワハラをしているパターンもあります。
なぜ舐められることを恐れるのでしょうか?
それは自分が舐められることによって自分が傷つくことを恐れているからです。
自分が傷つくのが怖く、自分の身を守りたいという防衛本能が働いているがゆえに、パワハラ行為をやっちゃうのです。
そのため、大声で怒鳴ったり、罵声を浴びせることで周りから舐められないように必至になっているのです。
”弱い犬ほどよく吠える”ということわざの通り、自分の精神的弱さを隠すための行動なんですね。
承認欲求が強い
自分を認めてほしいという気持ちから、パワハラをしていることもあります。
人間には、相手に認めてもらいたいという欲求があります。
パワハラ上司は、この”認めてもらいたい欲求”が人一倍強いんですよね。
つまり、「仕事が出来る奴だなぁ」とか「この職場にいないといけない存在だ」と周りから思われたい気持ちが常にあります。
なので、少しでも自分の頑張りが認めてもらえていないと分かると、気持ちがイラだってしまい、感情を抑えきれずにパワハラ行為を起こしてしまうのです。
自分のやり方が一番だと思っている
指導の方法は自分のやり方が一番良いと思っているパターンです。
あなたのパワハラ上司にはこんな背景が隠れていませんか?
「私は厳しい上司に育ててこられた。
苦しかったけど、乗り切ったからこそ私はここまで成長できたんだ。
だから私も部下を育てる時は厳しく指導する。
これが一番良い指導方法にきまっている」
これと同じことが、あなたの職場でも起こっているのです。
指導・教育という口実で、パワハラ行為が代々受け継がれているのです。
なのであなたの上司は、厳しい指導方法が一番いい方法だと思っているかもしれませんが、裏を返せばその指導方法しか知らないのです。
今の時代は「部下が10人いれば、10人とも異なった指導方法がある」と言われています。
にもかかわらず、一つの指導方法しか知らない上司は、指導力に欠ける上司だということが分かります。
自分のポジションを守ろうとしている
自分のポジションを守ることに必死になっている上司もパワハラをやっちゃいます。
そもそも自分に自信のない上司は、この先いつまで今のポジションを守れるのか心配でたまらないでしょう。
自分よりの優秀な部下が入ってくるとなおさら不安が押し寄せてきて、攻撃の対象として狙い始めるです。
攻撃は最大の防御と言わんばかりに、自分のポジションを守りたいという心理が”周りへの攻撃”となって放たれてしまっているのです。
能力もないくせに、ポジションを守るためだけに必死になるのって、とっても”みじめな行為”だと思いませんか?
もし、あなたがパワハラの対象にされているのなら、上司はあなたの能力に嫉妬している可能性があります。
さらにもっと言えば、上司があなたの能力を嫉妬しているということは、あなたの能力のほうが優れている事を上司は認めているのです。
そう考えるとあなたにも自信が湧いてきませんか?
自分の思う通りに人を操りたいと考えている
「みんなオレの言うとおりに働け!ミスは絶対にするなよ!」
といった感じで、威圧することで人を思う通りに操ろうとしている上司もいます。
こういった特徴を持つパワハラ上司の行動の裏にどんな感情が隠れていると思いますか?
「自分の指示通りにみんなが仕事してくれなかったらどうしよう。」
「職場で掲げられている目標が達成できなかったらどうしよう。」
といったプレッシャーや不安です。その結果、攻撃的な言動へ出てしまうのです。
これも結局は精神的弱さにつながっていますよね。
さらに威圧的な行動は以下のような人間心理があてはまるので、自分が傷つくのを恐れていると言えます。
パワハラ上司は”不安と自信のなさで成り立っている”ことが理解できますよね。
強い劣等感をもっている
部下を怒鳴りつけてしまうタイプの上司は、劣等感の強い人です。
攻撃的なパワハラ上司は、会社などの競争の中で常に自分が他人より優れていると思いたいんです。
なので、自分の立場を利用して他人が劣っていることを何とかして証明しようとするんですよね。
人間には「周りから認められたい」という欲望があり(これを承認欲求といいます)、これが満たされていない人間は次第に劣等感に浸ってしまいます。
相手よりも優位に立ちたい、相手よりも一歩先を進んでいたいという気持ちから、怒鳴りつけてしまうのですね。
つまりこれも、自分に自信のない人間だからこそ、不安と劣等感に襲われてしまっていると言えるのです。
結論、パワハラ上司は「弱い人間」
あなたはパワハラにより追いつめられてしまい、そのことだけで頭がいっぱいだったかもしれません。
しかしパワハラ上司の心理的特徴が分かれば、その弱点が見えてきます。
要するに、あなたが恐れていたパワハラ上司は、なんてことない「ただの弱い人間」なんだったのです。
先ほどの特徴を踏まえれば、「この人は自分に自信が持てないかわいそうな人なんだ」と上から目線で考えることができるでしょう。
さらに
「自信がないのをみんなにバレないように必死なんだな」
「毎日毎日不安でたまらないんだろうな」
といった感じで、一段上に立って思ってやればいいのです。
つまり、相手の心理を理解し、その弱みを捉えたとき、あなたは優位に立ちながら物事を冷静に考えることが出来るんです。
パワハラ上司の心の闇を知ったあなたは、攻撃を受けてもダメージをまともに食らうことなく、平然としていればいいのです。
とは言え、積年の恨みを晴らしたい方もいると思います。
パワハラ上司に対する最大の対抗手段
パワハラ上司の心理が分かってくると、あなたが抱いていた「恐ろしい上司」というイメージは変わってきたのではないでしょうか。
一方で、上司の弱点が分かったとしても、すぐに余裕を持った態度で接するのは難しいでしょう。
そこで有効なのが、「いつでも転職できる」という選択肢を持っておくことです。
想像してみてください。
もしあなたが明日にでも転職できそうだという確信があるなら、パワハラ上司に対してどう思うでしょうか。
「またヒドい態度だなあ~。まあ、嫌になったら辞めるからいいけど・・」のような感じで、気持ちの余裕が生まれてきませんか。
上司に何を言われたって、他に当てがあれば、気後れしなくなりますよね。
パワハラを受けた人の心情として、この保険があるか無いかは大きな違いを生みます。
プロの力も借りつつ、短期間でこの状況に近づけてしまいましょう。
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