NFTの初期費用が知りたい。
出品・転売を始めるのにいくら必要なのか、わかりやすく教えてほしい。
こんな悩みにお答えします。
①NFTを購入するための初期費用
②NFTを出品するための初期費用
③NFTを転売するときの初期費用
④NFTの初期費用を安くするコツ
NFTを取り巻く環境はここ1年でも大きく変わってて、以前より少額でNFT始められるようになってます。
本記事では、2023年の最新動向をふまえ、NFTを始めるために必要な初期費用と手数料(ガス代)を安くするコツを解説していきます!
NFTブロガー、NFTコレクター
2021年よりNFTの売買を開始し、Web3.0ライフを日々楽しんでいます。
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NFTを始めるための流れを理解したい人は、「NFTの始め方」をご覧ください。
【大前提】直近1年でNFTの初期費用は大きく変わった(要因は3つ)
冒頭でお伝えしたとおり、NFTを取り巻く環境は日々変化してます。
2022年では大きな変化が3つあり、結論、初期費用が下がり新規でも参入しやすくなってます。
①イーサリアム(ETH)含め、仮想通貨の相場が大きく下がった
②イーサリアム(ETH)のMerge(マージ)影響でガス代が安くなった
③OpenSeaでは、NFT出品時のガス代が無料になった
順番に解説していきます。
イーサリアム(ETH)含め、仮想通貨の相場が大きく下がった
ご存じのとおり、2022年に入り仮想通貨の相場は大きく下がりました。
NFT売買に使用するイーサリアム(ETH)も同様。
2022年4月時点で1ETH=約40万円が、2023年1月時点で約16万円と半分以下まで下がってます。
イーサリアム(ETH)の価値は下がりましたが、以前より少額でNFTを始められる環境になってます。
2024年の半減期に向け、仮想通貨の価格は再び上がると言われてるので、参入するなら今がチャンスです。
イーサリアムのMerge(マージ)の影響でガス代が安くなった
イーサリアム(ETH)では、2022年9月にMerge(マージ)と呼ばれる大きなアップデートがありました。
小難しい話は省略し、ざっくり言うと
イーサ(ETH)を生み出すにはガス代が必要なんですが、ガス代を大幅に削減できる新たな仕組みに変更されました。
その効果もあり、去年に比べガス代価格が低い水準で推移してます。

OpenSeaでは、NFT出品時のガス代が完全無料に(以前は初回のみ発生)

以前OpenSeaは、初回出品時に高額なガス代が必要だったのですが、2022年6月から、完全無料で出品できるようになりました。
まえは、自作を出品したいクリエイターは、ガス代を気にしてNFTになかなか挑戦できないという人も多かったんです。でも今は完全無料になり、チャンスが広がってます!
といった感じで、初期費用の金額は日々変動します。
本記事の初期費用は、執筆時点(2023年1月8日)のETH相場、ガス代から算出した概算になりますので、あらかじめご承知おきくださいm(__)m
それでは、購入・出品・転売ごとにかかる初期費用を解説していきます。
NFTを購入するための初期費用(相場・目安)
目安としては、1,600円+NFT購入代金です。
発生する手数料(コスト)は2つ。以下が購入にかかわる初期費用の内訳です。
①イーサリアム送金(取引所⇒ウォレット)
⇒0.05ETH(約800円)
②購入にかかるガス代
⇒0.02~0.05ETH(約300~800円)
+NFT購入代金

順番に解説します。
イーサリアム送金(取引所⇒ウォレット)
NFTの購入には、取引所からメタマスクにイーサリアム(ETH)を送金する必要があります。
ビットフライヤーからメタマスクへの送金には、0.05ETH(約800円)が必要です。
送金方法の詳細は、「メタマスクの登録・使い方【イーサリアム入金】」をご覧ください。
NFT購入(ガス代)
OpenSeaでは、NFTの「購入」にはガス代が発生します。
相場は0.02~0.05ETH(約300円~800円)です。
購入方法の詳細は、「NFTの始め方」をご覧ください。
NFTを出品するための初期費用(相場・目安)

仮に0.06ETH(約1万円)で出品したNFTが売れた場合
目安としては、約2,000円(つまり、利益は約8,000円)になります。
発生する手数料(コスト)は3つ。以下が購入にかかわる初期費用の内訳です。
①イーサリアム送金(取引所⇒ウォレット)
⇒0.05ETH(約800円)
②売上手数料(売却時)
0.06ETH(約1万円)のNFTが売れた場合
⇒0.0015ETH(約250円)
③ロイヤリティ(売却時)
0.06ETH(約1万円)のNFTが売れた場合
⇒0.006ETH(約1,000円)
※出品は完全無料
順番に解説します。
イーサリアム送金(取引所⇒ウォレット)
NFTの購入には、取引所からメタマスクにイーサリアム(ETH)を送金する必要があります。
ビットフライヤーからメタマスクへの送金には、0.05ETH(約800円)が必要です。
送金方法の詳細は、「メタマスクの登録・使い方【イーサリアム入金】」をご覧ください。
売上手数料
出品したNFTが売れたタイミングで、売上手数料が発生します。
売上手数料は、販売額の2.5%。
つまり、0.06ETH(約1万円)のNFTが売れた場合、0.0015ETH(約250円)になります。
ロイヤリティ
同じく、出品したNFTが売れたタイミングで、ロイヤリティが発生します。
ロイヤリティという仕組みは、新たな「クリエイターエコノミー(クリエイターの収入源)」として注目されています。
0.06ETH(約1万円)のNFTが売れた場合、仮にロイヤリティが10%とすると
0.006ETH(約1,000円)になります。
NFTを転売するための初期費用(相場・目安)

仮に、0.03ETH(約5,000円)で購入したNFTを0.06ETH(1万円)で転売すると
(※購入に伴うガス代を0.005ETH、ロイヤリティを10%とした場合)
目安としては、初期費用2,850円程度(つまり、利益は約2,150円)になります。
発生する手数料(コスト)は4つ。以下が転売にかかわる初期費用の内訳です。
①イーサリアム送金(取引所⇒ウォレット)
⇒0.05ETH(約800円)
②購入にかかるガス代
⇒0.02~0.05ETH(約300~800円)
③売上手数料(売却時)
0.06ETH(約1万円)のNFTが売れた場合
⇒0.0015ETH(約250円)
④ロイヤリティ(売却時)
0.06ETH(約1万円)のNFTが売れた場合
⇒0.006ETH(約1,000円)
+NFT購入代金
※出品は完全無料
順番に解説します。
イーサリアム送金(取引所⇒ウォレット)
NFTの購入には、取引所からメタマスクにイーサリアム(ETH)を送金する必要があります。
ビットフライヤーからメタマスクへの送金には、0.05ETH(約800円)が必要です。
送金方法の詳細は、「メタマスクの登録・使い方【イーサリアム入金】」をご覧ください。
NFT購入(ガス代)
OpenSeaでは、NFTの「購入」にはガス代が発生します。
相場は0.02~0.05ETH(約300円~800円)です。
購入方法の詳細は、「NFTの始め方」をご覧ください。
売上手数料
出品したNFTが売れたタイミングで、売上手数料が発生します。
売上手数料は、販売額の2.5%。
つまり、0.06ETH(約1万円)のNFTが売れた場合、0.0015ETH(約250円)になります。
ロイヤリティ
同じく、出品したNFTが売れたタイミングで、ロイヤリティが発生します。
ロイヤリティという仕組みは、新たな「クリエイターエコノミー(クリエイターの収入源)」として注目されています。
0.06ETH(約1万円)のNFTが売れた場合、仮にロイヤリティが10%とすると
0.006ETH(約1,000円)になります。
NFTの初期費用を安くするコツ
つぎに初期費用を安くするコツを解説していきます。
①ガス代が安い時間帯を狙う
②【新機能】ガス代設定機能をつかう
③低速にする
④安いネットワークを使う
順番に解説していきます。
ガス代が安い時間帯を狙う
NFTの購入や販売で発生するガス代(手数料)は、ブロックチェーンの混雑具合によって決まります。
そのため、ブロックチェーンを使う人が少ない時間帯を狙えば、ガス代(手数料)を安くおさえられます。
リアルタイムのガス代は、Ethereum Gas Chartsで確認できます。
またEthereum Gas Chartsのヒートマップを使うと、利用者が少ない曜日、時間帯がわかります。
あらかじめ確認しておくことで、ガス代を安く済ませられます。

↑のヒートマップから、日曜や平日午後の時間帯が空いていることがわかりますよね。
これでまずは、狙い目の日時・タイミングを定めるのがおすすめです。
【新機能】ガス代を自分で設定する
ガス代の希望価格を設定できる新規機能ができました。
まだ設定をオンにしていない方は、 NFT購入の際にMetaMaskのポップアップ画面に以下の赤枠が表示されるのでタップします。

以下画面で「オフ」を「オン」切り替えます。

するとキツネの「市場」マークが表示されるようになるので、タップします。

「高度な設定」をタップします。

「最大基本手数料」「優先手数料」を直接入力し、OKであれば「保存」をタップします。

・最大基本手数料:「基本料金」+「優先手数料」 の合計
・優先手数料:トランザクションを処理してくれる人へのインセンティブ
金額を高めに設定しておくと、優先して処理をしてくれます。
先ほど調べたガス代の相場をふまえ、価格を設定しましょう。
低速にする
「ガス代を事前で設定する」が難易度高い人は、こちらがおすすめ。
キツネの「市場」マークをタップします。

「低」「市場」「積極的」から、処理速度を選択します。

当然、「低<市場<積極的」の順番でガス代は高くになります。
今回は節約のため「低」をタップします。
・低(low) : 処理30秒(ガス代 低い)
・市場(medium) : 処理30秒(ガス代 中)
・積極的(very high) : 処理15秒(ガス代 高い)
「低」と「積極的」でガス代は2倍近く違います。
自分は、急いで購入したいときは「積極的」、それ以外は「低」にしてます。
「確認」をタップすれば、設定完了です。

安いネットワークを使う
最後は、ガス代が安いネットワークを使う方法です。
OpenSeaでは、9つのブロックチェーン上にあるNFT作品を売買できます。
・Ethereum(イーサリアム)
・Polygon(ポリゴン)
・BNBチェーン
・Avalanche
・Klaytn(クレイトン)
・Optimism
・Arbitrum
・Arbitrum Nova
・Solana
おすすめはガス代が安く、ETHに次いで取扱量も多い「Polygon(ポリゴン)」です。
購入手順の詳細は、「MetaMaskにPolygonチェーンを追加・MATIC/WETHの入金・送金方法」をご覧ください。
FAQ よくある質問
- QNFTアートを出品するのに必要な初期費用は?制作や作品のNFT化にかかるコストは?
- A
作品の制作(NFT化)も含め、無料で出品できます。
以下の記事で紹介している無料アプリを利用すれば、タダでピクセルアート(ドット絵)やデジタルアート作品を制作できます。
まとめ
今回は、2023年の最新動向をふまえ、NFTを始めるために必要な初期費用と手数料(ガス代)を安くするコツを解説しました。
①NFTを購入するための初期費用(相場・目安)
②NFTを出品するための初期費用(相場・目安)
③NFTを転売するときの初期費用(相場・目安)
④NFTの初期費用を安くするコツ
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