NFTの初期費用はいくら?|出品・転売・購入ごとに手数料(ガス代)の相場・目安を解説【2023年最新版】

NFT
 

NFTの初期費用が知りたい。
出品・転売を始めるのにいくら必要なのか、わかりやすく教えてほしい。

 

こんな悩みにお答えします。

この記事でわかること

NFTを購入するための初期費用
NFTを出品するための初期費用
③NFTを転売するときの初期費用
④NFTの初期費用を安くするコツ

NFTを取り巻く環境はここ1年でも大きく変わってて、以前より少額でNFT始められるようになってます。


本記事では、2023年の最新動向をふまえ、NFTを始めるために必要な初期費用と手数料(ガス代)を安くするコツを解説していきます

本記事の信頼性
 

NFTブロガー、NFTコレクター
2021年よりNFTの売買を開始し、Web3.0ライフを日々楽しんでいます。
管理人プロフィールはこちら

NFTをはじめるなら、国内仮想通貨取引所での口座開設が必須です。

重要な手数料の違い

仮想通貨取引所には「販売所」と「取引所」があり、結論「販売所」はメチャ損します。

販売所はスプレッド=手数料の上乗せが設定されており、取引所より3~5%高い
(30万円購入で、最大15,000円も損)

コインチェックは、NFT売買に必要なETH(イーサ)が「販売所」でしか買えないので
大損を避けるためにもビットフライヤーの「取引所」を使いましょう!

ビットフライヤー(bitFlyer)の口座開設がまだの方はこちら↓

\無料5分で、今すぐNFTを始められる/
ビットフライヤーで口座開設する

NFTを始めるための流れを理解したい人は、「NFTの始め方」をご覧ください。

【大前提】直近1年でNFTの初期費用は大きく変わった(要因は3つ)

冒頭でお伝えしたとおり、NFTを取り巻く環境は日々変化してます。

2022年では大きな変化が3つあり、結論、初期費用が下がり新規でも参入しやすくなってます

2022年での大きな変化

①イーサリアム(ETH)含め、仮想通貨の相場が大きく下がった
②イーサリアム(ETH)のMerge(マージ)影響でガス代が安くなった
③OpenSeaでは、NFT出品時のガス代が無料になった

順番に解説していきます。

イーサリアム(ETH)含め、仮想通貨の相場が大きく下がった

ご存じのとおり、2022年に入り仮想通貨の相場は大きく下がりました。

NFT売買に使用するイーサリアム(ETH)も同様。
2022年4月時点で1ETH=約40万円が、2023年1月時点で約16万円と半分以下まで下がってます。

イーサリアム(ETH)の価値は下がりましたが、以前より少額でNFTを始められる環境になってます。

2024年の半減期に向け、仮想通貨の価格は再び上がると言われてるので、参入するなら今がチャンスです。

イーサリアムのMerge(マージ)の影響でガス代が安くなった

イーサリアム(ETH)では、2022年9月にMerge(マージ)と呼ばれる大きなアップデートがありました。

小難しい話は省略し、ざっくり言うと
イーサ(ETH)を生み出すにはガス代が必要なんですが、ガス代を大幅に削減できる新たな仕組みに変更されました。

その効果もあり、去年に比べガス代価格が低い水準で推移してます。

イーサリアムのガス代価格チャート(出典:Ethereum Gas Price Chart

OpenSeaでは、NFT出品時のガス代が完全無料に(以前は初回のみ発生)

OpenSeaでは、NFT出品時のガス代が無料になった

以前OpenSeaは、初回出品時に高額なガス代が必要だったのですが、2022年6月から、完全無料で出品できるようになりました。

まえは、自作を出品したいクリエイターは、ガス代を気にしてNFTになかなか挑戦できないという人も多かったんです。でも今は完全無料になり、チャンスが広がってます!

といった感じで、初期費用の金額は日々変動します。
本記事の初期費用は、執筆時点(2023年1月8日)のETH相場、ガス代から算出した概算になりますので、あらかじめご承知おきくださいm(__)m

それでは、購入・出品・転売ごとにかかる初期費用を解説していきます。

NFTを購入するための初期費用(相場・目安)

記載する初期費用の金額は、本記事執筆時点(2023年1月8日)の相場、ガス代から算出しています。

目安としては、1,600円+NFT購入代金です。

発生する手数料(コスト)は2つ。以下が購入にかかわる初期費用の内訳です。

①イーサリアム送金(取引所⇒ウォレット)
⇒0.05ETH(約800円)
②購入にかかるガス代
⇒0.02~0.05ETH(約300~800円)

+NFT購入代金

NFTを購入するための初期費用

順番に解説します。

イーサリアム送金(取引所⇒ウォレット)

NFTの購入には、取引所からメタマスクにイーサリアム(ETH)を送金する必要があります。

ビットフライヤーからメタマスクへの送金には、0.05ETH(約800円)が必要です。

送金方法の詳細は、「メタマスクの登録・使い方【イーサリアム入金】」をご覧ください。

NFT購入(ガス代)

OpenSeaでは、NFTの「購入」にはガス代が発生します。
相場は0.02~0.05ETH(約300円~800円)です。

購入方法の詳細は、「NFTの始め方」をご覧ください。

NFTを出品するための初期費用(相場・目安)

記載する初期費用の金額は、本記事執筆時点(2023年1月8日)の相場、ガス代から算出しています。

NFTを出品するための初期費用

仮に0.06ETH(約1万円)で出品したNFTが売れた場合
目安としては、約2,000円(つまり、利益は約8,000円)になります。

発生する手数料(コスト)は3つ。以下が購入にかかわる初期費用の内訳です。

①イーサリアム送金(取引所⇒ウォレット)
⇒0.05ETH(約800円)
②売上手数料(売却時)
0.06ETH(約1万円)のNFTが売れた場合
⇒0.0015ETH(約250円)
③ロイヤリティ(売却時)
0.06ETH(約1万円)のNFTが売れた場合
⇒0.006ETH(約1,000円)

※出品は完全無料

順番に解説します。

イーサリアム送金(取引所⇒ウォレット)

NFTの購入には、取引所からメタマスクにイーサリアム(ETH)を送金する必要があります。

ビットフライヤーからメタマスクへの送金には、0.05ETH(約800円)が必要です。

送金方法の詳細は、「メタマスクの登録・使い方【イーサリアム入金】」をご覧ください。

売上手数料

出品したNFTが売れたタイミングで、売上手数料が発生します。

売上手数料は、販売額の2.5%。

つまり、0.06ETH(約1万円)のNFTが売れた場合、0.0015ETH(約250円)になります。

ロイヤリティ

同じく、出品したNFTが売れたタイミングで、ロイヤリティが発生します。

NFTの特徴として、転売されるたびにクリエイターにロイヤリティ(報酬)が入る仕組みがあります。OpenSeaでは、クリエイターが0%~10%のロイヤリティを設定できます。

ロイヤリティという仕組みは、新たな「クリエイターエコノミー(クリエイターの収入源)」として注目されています。

0.06ETH(約1万円)のNFTが売れた場合、仮にロイヤリティが10%とすると

0.006ETH(約1,000円)になります。

NFTを転売するための初期費用(相場・目安)

記載する初期費用の金額は、本記事執筆時点(2023年1月8日)の相場、ガス代から算出しています。

NFTを転売するための初期費用

仮に、0.03ETH(約5,000円)で購入したNFTを0.06ETH(1万円)で転売すると
(※購入に伴うガス代を0.005ETH、ロイヤリティを10%とした場合)

目安としては、初期費用2,850円程度(つまり、利益は約2,150円)になります。

売上1万円ー購入代金5千円ー初期費用2,850円=利益2,150円

発生する手数料(コスト)は4つ。以下が転売にかかわる初期費用の内訳です。

①イーサリアム送金(取引所⇒ウォレット)
⇒0.05ETH(約800円)
②購入にかかるガス代
⇒0.02~0.05ETH(約300~800円)
③売上手数料(売却時)
0.06ETH(約1万円)のNFTが売れた場合
⇒0.0015ETH(約250円)
④ロイヤリティ(売却時)
0.06ETH(約1万円)のNFTが売れた場合
⇒0.006ETH(約1,000円)

+NFT購入代金

※出品は完全無料

順番に解説します。

イーサリアム送金(取引所⇒ウォレット)

NFTの購入には、取引所からメタマスクにイーサリアム(ETH)を送金する必要があります。

ビットフライヤーからメタマスクへの送金には、0.05ETH(約800円)が必要です。

送金方法の詳細は、「メタマスクの登録・使い方【イーサリアム入金】」をご覧ください。

NFT購入(ガス代)

OpenSeaでは、NFTの「購入」にはガス代が発生します。
相場は0.02~0.05ETH(約300円~800円)です。

購入方法の詳細は、「NFTの始め方」をご覧ください。

売上手数料

出品したNFTが売れたタイミングで、売上手数料が発生します。

売上手数料は、販売額の2.5%。

つまり、0.06ETH(約1万円)のNFTが売れた場合、0.0015ETH(約250円)になります。

ロイヤリティ

同じく、出品したNFTが売れたタイミングで、ロイヤリティが発生します。

NFTの特徴として、転売されるたびにクリエイターにロイヤリティ(報酬)が入る仕組みがあります。OpenSeaでは、クリエイターが0%~10%のロイヤリティを設定できます。

ロイヤリティという仕組みは、新たな「クリエイターエコノミー(クリエイターの収入源)」として注目されています。

0.06ETH(約1万円)のNFTが売れた場合、仮にロイヤリティが10%とすると

0.006ETH(約1,000円)になります

NFTの初期費用を安くするコツ

つぎに初期費用を安くするコツを解説していきます。

ガス代が安い時間帯を狙う
【新機能】ガス代設定機能をつかう
③低速にする
④安いネットワークを使う

順番に解説していきます。

ガス代が安い時間帯を狙う

NFTの購入や販売で発生するガス代(手数料)は、ブロックチェーンの混雑具合によって決まります。

そのため、ブロックチェーンを使う人が少ない時間帯を狙えば、ガス代(手数料)を安くおさえられます。

リアルタイムのガス代は、Ethereum Gas Chartsで確認できます。

またEthereum Gas Chartsのヒートマップを使うと、利用者が少ない曜日、時間帯がわかります。
あらかじめ確認しておくことで、ガス代を安く済ませられます。

Ethereum Gas Chartsのヒートマップ

↑のヒートマップから、日曜や平日午後の時間帯が空いていることがわかりますよね。
これでまずは、狙い目の日時・タイミングを定めるのがおすすめです。

【新機能】ガス代を自分で設定する

ガス代の希望価格を設定できる新規機能ができました。
まだ設定をオンにしていない方は、 NFT購入の際にMetaMaskのポップアップ画面に以下の赤枠が表示されるのでタップします。

以下画面で「オフ」を「オン」切り替えます。

するとキツネの「市場」マークが表示されるようになるので、タップします。

「高度な設定」をタップします。

「最大基本手数料」「優先手数料」を直接入力し、OKであれば「保存」をタップします。

・最大基本手数料:「基本料金」+「優先手数料」 の合計
・優先手数料:トランザクションを処理してくれる人へのインセンティブ

金額を高めに設定しておくと、優先して処理をしてくれます。
先ほど調べたガス代の相場をふまえ、価格を設定しましょう。

低速にする

「ガス代を事前で設定する」が難易度高い人は、こちらがおすすめ。

キツネの「市場」マークをタップします。

「低」「市場」「積極的」から、処理速度を選択します。

当然、「低<市場<積極的」の順番でガス代は高くになります。
今回は節約のため「低」をタップします。

・低(low) : 処理30秒(ガス代 低い)
・市場(medium) : 処理30秒(ガス代 中)
・積極的(very high) : 処理15秒(ガス代 高い)

「低」と「積極的」でガス代は2倍近く違います。
自分は、急いで購入したいときは「積極的」、それ以外は「低」にしてます。

「確認」をタップすれば、設定完了です。

安いネットワークを使う

最後は、ガス代が安いネットワークを使う方法です。

OpenSeaでは、9つのブロックチェーン上にあるNFT作品を売買できます。

・Ethereum(イーサリアム)
・Polygon(ポリゴン)
・BNBチェーン
・Avalanche
・Klaytn(クレイトン)
・Optimism
・Arbitrum
・Arbitrum Nova
・Solana

おすすめはガス代が安く、ETHに次いで取扱量も多い「Polygon(ポリゴン)」です。
購入手順の詳細は、「MetaMaskにPolygonチェーンを追加・MATIC/WETHの入金・送金方法」をご覧ください。

FAQ よくある質問

Q
NFTアートを出品するのに必要な初期費用は?制作や作品のNFT化にかかるコストは?
A

まとめ

今回は、2023年の最新動向をふまえ、NFTを始めるために必要な初期費用と手数料(ガス代)を安くするコツを解説しました。

目次

①NFTを購入するための初期費用(相場・目安)
②NFTを出品するための初期費用(相場・目安)
③NFTを転売するときの初期費用(相場・目安)
④NFTの初期費用を安くするコツ

コメント